福井の司法書士 永田司法書士事務所 相続・遺言・不動産登記・商業登記

資料室

特別代理人選任

夫が亡くなりました。50歳です。私たち夫婦には、21歳の長男と15歳の次男がいます。夫名義の土地建物の相続登記を行い、その後売却する予定です。特段注意することがありますか。

死後事務

私は、賃貸マンションで一人暮らしです。県外には親族がいますが、付き合いはありません。私が亡くなった後のことが心配です。いまのうちにどのようなことをすればよいのでしょうか。

リフォーム

父所有の自宅を、同居している私長男が、リフォームを計画しています。
改築資金は、銀行から借り入れる予定です。
登記手続きにどのようなことを注意すればよいのでしょうか。

裁判手続きのIT化

平成30年3月、「裁判手続き等のIT化検討委員会」の検討が終了し、4月初めに検討化委員会のとりまとめが公表されている。

政府は、訴訟の全面的なIT化を目指す。
まずは、民事訴訟一般を念頭に置く。
非訟事件や家事事件は将来検討する。
例えば、訴状提出は24時間365日利用可能、手数料は電子決済。送達も電子化。
訴訟記録にアクセスもできるが、当事者とその代理人等に限定される。
弁護士事務所や企業の会議室で証人尋問実施。
判決書の公開は今後の課題。

問題点は、IT化で裁判を受ける権利が侵害されてはならない。弱者・本人訴訟等。

2022年頃から開始をめざす。
第1ステージ 現行法のもとでのウエイブ会議・テレビ会議等の運用
第2ステージ 関係法令の整備
第3ステージ システム・ITサポート等の環境整備

現在、電話会議がよく利用されています。例えば、裁判所は大阪、当事者代理人は福井と神戸、期日にすべて電話で対応する。その影響で移送事件が少なくなっている。

諸外国の裁判IT手続きとは異なるところもあり、紆余曲折があるでしょう。

反貧困キャラバン2013福井実行委員会

県社 共同募金008

※画像をクリックすると拡大表示されます。

講演会ではありませんが、表記発表を行いました。


反貧困キャラバン2013福井実行委員会の代表永田です。

{団体の概要}
反貧困キャラバン2013福井実行委員会とは、「地域から餓死・孤独死を生まないために、人間らしい生活と、労働の保障を求めて、つながろう!」をスローガンに、貧困問題の解決に取り組む弁護士、司法書士や社会福祉士、自死遺族の会、労働者、医療関係者などの福井県内の民間人が呼び掛けて結成された、「貧困問題の解決を目指した啓発及び困窮者支援事業を行うボランティア団体」です。

昨年度も、この活動を実施しましたが、本年度は、4月29日の第1回実行委員会開催から7月3日の実行委員会まで、すでに6回の委員会を開催しています。このあとも、毎月実行委員会を開催する予定です。実行委員会には、毎回いろんな団体から約10人が参加しています。
去る6月29日には、プレ企画「命の最終ライン 生活保護の切り捨てを許さない!」を実施しています。

{事業の必要性と実施方法}
今社会全体に貧困が蔓延しています。福井県は日本一幸せな県と言われています。しかし、実態は、不況で職に就けない人、学校に行けない人、生まれつきの障害を持った人、慢性的病気をもった人、明日の食事がない人、一人暮らしのお世話をして疲れきっている人等たくさんの困窮者がおられます。この人たちは、自分の責任というより生まれつき、また社会問題により貧困となった人も多くおられます。
内閣府まとめによると、福井県内の昨年の自殺者数は、前年比12人増の166人でした。年代別でみると、60代が前年比5人増しの30人、70代が同9人増しの33人で高齢者が増えています。

貧困問題は、悩んでいる人一人の問題ではなく社会全体の問題です。
そして、困窮者は、自分たちの困窮状態を自ら社会に訴えることができないのです。
制度上でも、例えば、今年の8月から生活保護基準の大幅な引き下げが行われます。

まず私たち実行委員会は、貧困の実態を、当事者から生の声を聞いて、貧困問題を私たちの共通認識とする必要があると思います。
それには、まず声なき声を聞くことが大事です。ここに声なき人がいると気付き、声をかける、話を聞く、一緒に歩く。相談できる人を探し出せればよい。そして、世の中の人々に貧困問題がどのように私たちの個々の個人の尊厳にかかわるかを訴えます。
具体的は、当事者の発言を聞く講演会を開催します。講演に先立ち、反貧困キャラバン演奏を行います。
また、貧困者に対し、医療関係者、法律家、自死遺族の会等が相談に応じます。心の緊急避難所を案内する、さえられる人を紹介するが目標です。
9月29日から10月2日には、反貧困をテーマに全国を巡る反貧困キャラバンカーを福井県内全域で走らせ、貧困問題を訴えます。

{その事業の予想される効果や到達目標}
この活動により、貧困問題を抱える当事者が孤立や疎外を免れ、またその支援者のネットワークが形成されます。

薪の炎は、1本では勢いよく燃えません。薪は何本もくべると大きいな炎になります。
まず、われわれ一人一人が貧困問題について燃えることです。
そして、一本一本火をつける。大きな輪を作りたいと思います。

この活動は、次年度も実施する予定です。貧困問題は、沈静化するどころか、ますます格差が広がり大きな社会問題となるでしょう。